5月30日（木）、上海市外事弁公室が主催する上海市市北ハイテクパークおよび上海金山日本産業園区の視察に参加した。この視察は上海市外事弁公室が年に数度、上海市内の日本自治体事務所を対象に行っているもので、今回は上海市と友好交流関係を持つ長崎県、大阪市、大阪府、横浜市の4自治体をはじめ、その他多くの自治体関係者が参加した。
上海市北部にある市北ハイテクパークと上海市南部にある金山日本産業園区はどちらも日系企業の誘致に力を入れていることから、長崎県企業の中国進出の選択肢となりうると思われる。興味のある長崎県企業におかれては、弊所にお気軽にお尋ねいただきたい。
＜市北ハイテクパークの紹介＞
上海市街区の上海市閘北区人民政府が統一計画してつくった市レベルの工業開発区で、電子、通信、ITなどの業種の育成、発展に力を入れている。
現在、同新区ではすでにマイクロ電子製造、ソフトウェア開発、新材料と生物医薬研究開発応用を主としてハイテク創業基地を構築しており、今後はハイエンド製造業にサービスするために、研発型、管理型機能がある総部経済を重点的に発展することを目標としている。
＜金山日本産業園区＞
上海で唯一、日本企業向けに特化した産業パークで2011年9月に設立され、主に日本の中小企業向けにふさわしいインフラとサービスを提供することをうたっている。同区が所在する金山工業区は上海市管轄（市級）の開発区で国家緑色創意印刷模範園区、国家科学技術貿易振興創新基地、上海国家バイオ産業基地、上海市ハイテク産業化新材料産業基地などで形成されており、設備製造、医薬、新エネルギーと省エネ?環境、新材料、ＩＴ、エコ印刷、自動車部品産業を柱として発展中である。