６月１４日(金)、マカオの高級ホテル「アルティラマカオ」の日本料理店「吉良(きら)」において、長崎和牛を中心とした長崎県食材フェアのオープニングセレモニーが開催され、弊所も参加した。

　８月４日（日）まで５２日間にわたり開催されるこのイベントは、昨年の全国和牛能力共進会「肉牛の部」で日本一に輝いたＡ５クラスの長崎和牛をはじめとする本県産品を、マカオへ継続輸出させることを目的として、県などの働きかけにより実現したものである。

　セレモニーには、主催者として、本県から県物産ブランド推進課や全農長崎県本部の担当者も出席し、長崎和牛や県産食材をＰＲ。会場では、長崎和牛をはじめ、長崎かまぼこや島原手延べそうめん、五島手延うどんの試食、県産酒の試飲に加え、本県のカステラ製造会社（杉谷本舗）によるカステラ巻の実演試食も行われるなど、来場した招待客やバイヤーの方々などが、本県の様々な産品を堪能した。

　マカオの人口は６０万人ほどとそれほど多くはないが、年間２千万人近くの中国人観光客がマカオを訪れており、日本から中国への肉類の輸出が制限される現状においては、大変魅力的な市場であると言える。

　今回のフェアを足掛かりとして、マカオにおける継続的な県産品の輸出促進につながるよう当事務所としても、最大限対応していきたい。