? ?4月25日(木)、上海市内にある花園飯店(オークラガーデンホテル上海)の2階大広間において、華鐘グループによる春季セミナーが開催され、弊所も参加した。

? ?本セミナーは毎年開催されており、今年も定員500名の会場は上海で活動する日系企業各社で溢れかえっていた。今回は特に「新体制下での中国経済展望と今後の日系企業の経営課題対策について」という題目もあってか、出席者の関心も高かったものと思われる。講義は中国経済に精通した３名の講師(上海市外国投資促進センター部長?羅和慶氏、華鐘コンサルタントグループ董事長兼総経理?古林恒雄氏、華鐘コンサルタントグループ副総経理?能瀬徹氏)により行われた。中国の指導者の交代により、今後の政治?経済がどのような方向に進んでいくかを見極めるべく、また昨年９月の尖閣諸島問題以降、日中関係に回復の兆しが見えない中、どのように経営の舵取りを担っていけば良いかのヒントをつかむべく、熱心にペンを走らせる企業経営者が多かった。

? ?本セミナーでの結論としては、日本にとって中国はまだまだ魅力的なマーケットであることに変わりないということである。当面世界最大のマーケットという位置づけに変わりはなく、東南アジアと比較してインフラ整備が進んでいる中国には、まだまだビジネスチャンスやメリットは数多く存在していると思われる。

? ?当事務所としては、今後とも現地での有益な情報収集に努め、既に進出している県内企業および新たに進出を検討している県内企業などへの側面支援を行っていきたい。