入港式で挨拶する中村知事
2011年11月4日(金)午後、長崎市と上海市を海路で結ぶ上海航路の復活第一便が、乗客約200名を乗せ上海港に到着した。
上海航路はハウステンボスの子会社、HTBクルーズが運航するもので、使用される船の名前は「オーシャン ローズ」。3日(木)午前10時過ぎ、大勢の関係者や市民の見送る中長崎港を出港、途中濃霧のため上海港手前40km地点で約50分間の停泊を余儀なくされたものの、約29時間の初航海の末、無事上海港に入港したものである。
「オーシャン ローズ号」はローコスト?エンターテイメント?シップとして、出来るだけ安い料金で、さまざまなイベントを楽しむことができる船として導入されたものであり、約1,000名の乗客を収容することが出来る予定である。
上海港ターミナルで行われた入港式で、中村知事は「この航路が日中両国民の間に固い絆を結ぶ航路として育って行くことを期待する」と挨拶を行った。
同船は、翌5日(土)には約260名の乗客を乗せ再び長崎へ向け出港。今後この航路が日中間の交流の更なる発展に寄与することを期待したい。