4月10日（火）、長崎県上海事務所は、上海市旅游局の主催する桃花節（桃の花祭り）視察に参加した。この視察には、長崎県以外にも、日本政府観光局（ＪＮＴＯ）や、上海市と姉妹都市である、大阪府、大阪市、横浜市をはじめ、北海道、大分県、高知県、茨城県等、上海市に事務所を有する多くの自治体も参加した。また、日本のみならず韓国や台湾の自治体や旅行会社も参加するなど、総勢50名以上の大規模な視察となった。
上海市旅游局は上海市政府の観光部門を統括する部署で、上海市内の旅行会社に強い影響力を持っている。
今回の視察では、上海市郊外の南匯区にある花のテーマパーク「鮮花港」や「大団桃園」などを訪問し、上海市が積極的に進める園芸農業と郊外型観光施設を組み合わせた観光客誘致についての具体的運営方策等をヒアリングした。
特に圧巻だったのは、鮮花港で開催されていた第8回チューリップ祭。約100万㎡の広大な園内の至る所に300万本以上の色とりどりのチューリップが咲き誇り、訪問客の目をくぎ付けにしていた。今年で創立10周年となる園内では花の栽培や研究開発、展示、販売も行われており、多くの来場者で賑わっていた。
長崎県上海事務所としては、今後も上海市旅游局との関係を密にし、中国人観光客の長崎への送客に積極的に取り組むとともに、長崎県民に対しても中国の特色のある観光地を紹介していきたいと考えている。

＜上海鮮花港（上海浦南匯区東海農場振東路2号）へのアクセス＞
地下鉄2号線龍陽路で下車、直通バス「龍東専線」に乗り換え。バスは20分間隔で運行。鮮花港発の最終バスは16時。バスの所要時間は約2時間。自動車の場合、外環線A1からA30までつながっており、東大公路出口（臨港新城方向）へ至る。入場料:大人100元。子供（身長130センチ未満）無料。