交流には相互理解がかかせません。お互いに頑張りましょう!

2003年03月126号

交流には相互理解がかかせません。お互いに頑張りましょう!
上海市人民政府外事弁公室

副処長  毅(Gong Yi)氏

毅  氏

プロフィール
1970年 上海市生まれ
1992年 上海外国語大学日本語学部卒業
1992年 上海市人民政府外事弁公室友好都市処勤務。横浜市担当、長崎県担当、大阪市担当、大阪府担当。
2003年 1月副処長就任。現在に至る。
趣 味: クラッシック音楽鑑賞、スポーツ全般

●忙しいですがやりがいを感じていますく
~お仕事について教えてください。
???外事弁公室の仕事というのは、いわば上海市の渉外的な仕事です。国際交流や地方外務のとりまとめを行うセクションで、その中でも友好都市処というのは姉妹都市、友好交流都市との一層の交流促進を受け持つ部署です。職員数は170名で中国最大の外事弁公室です。
???私の仕事はその中で、日本、韓国などアジア地区との交流の総括的な仕事をしています。2003年1月に副処長となり、責任ある職責となったことで非常に充実しています。ただその分、対外的に気を遣うケースも多く、また職員の仕事のしやすい環境の創出などで、休み時間に新聞を読む暇も無いほど忙しいですね。上海の発展に伴い、交流内容や地域など業務の幅が広がっていることでやりがいを感じています。
●中日友好に熱心な印象です
~長崎に対する印象を教えてください。
???長崎には4,5回訪問させてもらいました。人々が素朴で中日友好に熱心な印象があります。場所では「長崎駅」が強く印象に残っています。最初に宿泊したホテルが長崎駅の周辺だったものですから。稲佐山、グラバー園、造船所なども印象深いですね。とにかく自然が豊かで、きれいな街ですね。
???また、何といっても、上海市と長崎県が友好交流都市締結を結んだ際に、長崎担当だったことが印象深いですね。私は長崎県の担当をしたのは、1995年、1996年でしたが、いい時期に担当できてよかったと思っています。上海市と長崎県は昔から交流は行っていましたが、1996年の友好交流都市締結を境に、一層の交流が図られ、お互いの絆は強くなったと感じています。
???かつて、日本には大阪で1年6ヶ月(大阪府庁に6ヶ月、大阪市役所に1年間勤務)、横浜で3ヶ月(動物飼育技術交流)生活しましたが、今は職責上難しいですが、一度、長崎でも生活してみたいですね。
●交流は非常にうまくいっています
~長崎県上海市友好都市締結7年目を迎えたわけですが???
???長崎県は上海市から一番近い日本の都市です。これは交流を行うには非常に便利です。また、以前から交流の歴史もあります、また双方気が合うので交流は非常にうまくいっています。
???友好都市となったことで、県、議会、青少年、シルバー人材、そして観光と定期的に意味ある交流が可能となり、上海と長崎の関係は一層良くなっています。今後も友好的なこの関係を続けられるよう一層努力していきます。
???長崎県側も非常に協力的です。柔軟に対応してくれますし、雰囲気もいいですね。本音で交流の気持ちを持ってやってくれています。これは重要です。互いにこの姿勢がないと交流の発展はありえませんから。事務方はもちろん、トップ同士の理解が進んでいることも上海と長崎の交流がうまくいっている原因だと思います。
●双方にメリットがある交流が理想です
~今後の友好交流に必要なことは何でしょうか?
???一層の相互理解です。文化、風習を理解して認め合うことが必要です。そして、互いに勉強し、進歩し発展することで、双方にメリットのある交流をしていくべきです。ただ交流するだけでなく、互いが得をする実のある交流が理想的です。そのためには、長期的視野でいる必要があります。そういう意味では、上海と長崎の交流は古くから続いており、実際に互いにメリットを求め合える時期に来ていると考えます。
???今後の、互いの発展のためにお互い協力して頑張りましょう!
~ありがとうございました。
上海市人民政府外事弁公室
住 所:上海市南京西路1418号電 話:021-6256-5900
F A X:021-6256-3744

写真:瀟洒な洋館造りの上海市人民政府外事弁公室 写真:瀟洒な洋館造りの上海市人民政府外事弁公室


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