県立壱岐高等学校で初オンラインの中国語研修
オンライン中の生徒たち

オンライン中の生徒たち

 2022年1月26日、長崎県立壱岐高等学校で中国語を専攻している生徒を対象に、上海市内研修をオンラインにて初めて開催。

 本研修は従来、本県の将来を担う高校生の視野を広げ、国際的な視点やコミュニケーション能力を有する人材の育成を図る目的で、上海市内の大学や企業を視察する“語学研修”を実施していたが、コロナ禍以降は渡航制限もあり開催できていなかった。

 今回は上海市中心部の黄浦区にある、上海随一の観光エリア「外灘」からスマートフォンアプリ(WeChat)を用いて中継した。外灘は19世紀後半~20世紀前半にかけての租界地区(上海租界)であり、行政と経済の中心であった背景などを伝えたほか、特有のお洒落な街並みを目で見て、感じてもらった。

 研修の後半になるにつれ、徐々に生徒たちからの意見も活発に出てきたため、コロナ禍で制限の多い中、現地に触れ合う1つの機会として有益なものであると感じた。

 今回の研修に参加した高校生たちに良いキッカケとなり、今後の中国語習得に対するモチベーションの維持のほか、近い将来、日中の架け橋となってくれることを願いたい。

 今後もコロナをはじめ、様々な状況が想定されるが、このような機会を通じて、長崎県と中国との交流やビジネスなどへの成果につなげていきたい。


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